データ作成時の注意
弊社では完全データをいただくことで、低価格のサービスをご提供させていただきます。
つまり、お客様の側で「印刷一歩手前のデータ」を作成していただくことになります。
「印刷一歩手前のデータ」であるためには様々なルールがあります。お客様の環境で画面上問題なく見えているイコール間違いのないデータ、というわけではありません。原稿に不備があると、印刷できない場合や、思った通りに印刷されない場合があります。その場合、当方では一切責任を持てませんので、データのチェックは確実にお願いいたします。以下、最低限気をつけていただかなければならない点を列挙しますので、初めての方はもちろん、慣れていらっしゃる方も一度は必ず目を通してください。
使用ソフトについて
入稿ファイルの形式および使用ソフトは、以下の種類でお願いいたします。
- Adobe Illustrator形式(***.ai):Adobe Illustrator 9.0またはそれ以前
- Photoshop EPS形式(***.eps):Adobe Photoshop (推奨:6.0またはそれ以前)
また、Macにてデータ作成の際なども、ファイル名には拡張子をつけていただきますようお願いいたします。
画像ファイルはEPS形式で
写真などの画像ファイルはPhotoshopで作成し、保存する際にPhotoshop EPS形式で保存してください。JPEGやGIFは使用しないでください。
保存の際のオプションで、プレビューは「TIFF(8 bit/pixels)」、エンコーディングは「バイナリ」を選んでください。
また、カラーモードは最初からCMYKにしてください。RGBで入稿されますと当社で簡易な変換を行うことになり、その場合色味が大幅に変わってしまうことがあります。
画像解像度は全て350dpiにしましょう。
画像は印刷時のサイズで作成し、解像度を350dpiに設定してください。ときおり、たとえば3cm程度で配置されている小さな写真なのにデータは10cmを超える大きさのままで、Illustrator上で縮小されている場合などがあり、この場合これは「無意味に重い」データということになります。データの軽量化にご協力ください。
「画像の再サンプル」の部分のチェックをはずしてから350dpiに変え、もう一度チェックをつけて大きさを調節しましょう。
Illustratorで外部画像ファイルを配置する場合の注意
[ファイル→配置] でEPS画像(下記)を配置しますが、配置の際に左下に表示される「リンク」のチェックボックスに必ずチェックを入れてからリンクさせましょう。
「リンク」にしないと画像は埋め込まれてしまい、データが重くなるなどの不都合が生じます。ご注意ください。
リンクで配置した画像はIllustrator上では粗く見えますが、印刷上の問題はありません。Photoshopで見えているクオリティで印刷されますのでご安心ください。
全てのロックを外しましょう。
ロックされているオブジェクトやレイヤーは印刷されません。最終入稿データではすべてのオブジェクトとレイヤーのロックをはずしてください。
印刷しないつもりのオブジェクトやレイヤーをロックするのもトラブルの原因となりますので(何らかの事情でこちらでロックを外す作業をする場合もあります)、それらはロックではなく消去しておいてください。
レイヤーは全て結合させましょう。
レイヤーが複数に分かれている場合は全て結合させてひとつのレイヤーにしましょう。
作業のために作成・使用したガイドなどは全て消去しておいてください。
フォントは必ずアウトラインをとる。
使用フォントは自由ですが、入稿時には必ずすべてのフォントをアウトライン化([文字→アウトラインを作成])してください。
お客様が使用されているフォントが弊社に存在しない場合、別のフォントに置き換えられるなどして正しく表示されないためです。
アウトライン化することによりフォントが文字ではなく、直線や曲線でできた「図形」に変換されます。
アウトラインをかける際は全てのロックを解除して、全てを選択した上で行ってください。
ロックがかかっているフォントはアウトライン化されません。
「フォントの検索・置換」を利用して空テキストの削除を行う。
テキストを入力しようとして中断すると、テキストは入力されていないのに、テキスト情報だけがオブジェクトとして存在する「空テキスト」が作成されます。
この「空テキスト」はアウトラインの対象とならないのでテキスト情報のみが残り、出力時にフォントが存在するというトラブルになります。
フォントのアウトラインをとった後は、以下の方法でフォントがすべてアウトライン処理されていることを確認してください。
[文字→フォントの検索・置換] または [ファイル→書類情報→フォントの詳細]の機能を使用します。
フォント情報は必ず全て削除しておくようお願いいたします。
その他の注意事項
- [基本的な重要事項] 原稿サイズの端(断ち仕上げの位置)まで印刷イメージがある場合は、必ず上下左右各3mmの塗り足しを作成してください。A6サイズのフライヤー(100mm×148mm)のデータを作る場合、106mm×154mmの大きさいっぱいまでイラストや画像を配置して、この上下左右各3mmを切り落とすことによって、紙の端までフチなくきちんと印刷されたA6のフライヤーができるとお考えください。ご家庭のインクジェットプリンタのフチなし印刷のように元々A6の用紙に印刷するのとは方式がかなり異なります。大きな紙に印刷して、余分なところを切り落とすというイメージです。
また、ステッカーやクラフトフライヤーなどの滑りやすい、あるいは空気を含みやすい用紙の場合、断裁の位置が他の商品に比べてややずれやすくなっております。仕上がり線より内側3mm程度の範囲(フチに近い部分)に重要な文字やイラストなどを配置しますと、断裁の結果これらが切れてしまうということも起こります。また、図柄上四辺に縁取りが(額縁のように)ある場合、フチの幅のバランスが上下や左右で崩れることがあります。上下左右に多少ずれても影響の小さいデザインでお願いいたします。
- トンボを作る際は、仕上がり寸法の長方形(円形のフライヤーやステッカーの場合は円形)を作成して選択した上で「トリムマーク」 ([フィルタ→クリエイト→トリムマーク]) で作成してください。
「トンボ」 [オブジェクト→トンボ→作成] は印刷されないので、使用しないでください。
- 透明、ドロップシャドウなどの機能を使用した場合、正常に印刷されない場合があります。
上記の必要なデザインはPhotoshopで作成し、Illustratorではこれらの機能を使用しないでください。
- ファイル名には半角英数字のみを使用し、日本語は使用しないでください。文字化けが発生しリンク切れする場合があります。
また「001.eps」のような単純なファイル名は使用しないでください。弊社のコンピュータ内に同じ名前のファイルが存在する場合、間違ってリンクする可能性があります。
- 出力見本代わりのJPEG画像を必ずいっしょに送ってください。お客様の環境でどのように見えているか、その見え方がこちらでもちゃんと再現できているかを確認するために必要となります。
- 印刷機ではCMYKの4色のみでフルカラーを再現しますので、それ以外のカラーは最終的にCMYKに置き換えられます。特色やカスタムカラーを使用されると思い通りの出力結果が出ない場合が多いので必ずCMYKでカラー調整をお願いします。印刷ではCMYKのインクを使用してカラーを再現しますが、データ作成の際にはRGBの光でモニターに画像を表現しますので、モニター上の色と印刷時の色ではかなりの差が生じますのでご注意ください。
また、弊社では様々なお客様からのデータを1つの版に割り付けて印刷を行うことによって低価格でのご提供を実現しております。この関係上、個別のお客様のための調整ということが難しくなっております。後日まったく同じデータで入稿しても、前回と色味が異なる場合がありますのでご了承ください。